介護保険制度が始まった年に「人間らしさを守る生活」という新聞記事を読みました。 今でもその記事を切り抜いて大切に持っています。初心を忘れないために・・・。
当時、看護師として病院に勤務していた私は、社会復帰を目指す患者さんに「ああしなさい」「こうしなさい」と口うるさいくらい日々言い続けていました。 なぜなら、病院は病気を治すところだからです。 言ったことを守れない慢性疾患の患者さんは、常に入退院を繰り返していました。
そんな折、なぜかその新聞記事の内容に引きつけられ、ふと思いました。 患者さんの「人間らしさを守る生活」とは一体どんなものだろうか。
少なくともそれまでの私は「人間らしさを守る」看護師ではなかったかもしれません。
そう思い始めてから病気を治すだけでなく、看護師の経験を生かして「人間らしさを守る生活」の場を支えていきたいと考えました。
それが在宅介護の仕事です。介護と医療の連携、情報の共有が不可欠であると認識を深め、 『あすか居宅介護支援センター』(有限会社あすか)を立ち上げ、 平成13年5月に訪問看護事業と訪問介護事業、居宅介護支援事業(ケアプラン作成)を開始しました。
有限会社あすかは、「人間らしさを守る生活」の場を支える、という私の考え方に共感し、賛同した職員に支えられてきました。 現在、訪問看護事業、居宅介護支援事業の2事業となります。
平成20年7月23日
有限会社あすか
代表取締役 田久保 静代
有限会社 あすか
代表取締役 田久保 静代
平成13年5月1日
私たちは日々の業務に六つの心を実践しています。